M3軽戦車スチュアート
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリの模型工廠へようこそ。
今回はアメリカ軍M3軽戦車スチュアートを紹介いたします。
か、かわいい・・・・。
この軽戦車、車載機関銃を5丁も載せています。
要らないでしょ・・・・。
すごい形ですね、キューポラと呼んでいいのでしょうか?
一応偵察用の窓が付いていますが・・・・メチャクチャ狭そうです。
塗装
車体一度目 クレオスオリーブドラブ2
車体二度目 クレオスオリーブドラブ2:タミヤダークイエロー=10:1
車載機関銃 タミヤフラットブラック:タミヤジャーマングレイ=5:3
履帯 タミヤフラットブラック:タミヤジャーマングレイ=4:3
車輪ゴム タミヤジャーマングレー
アヒルノヒカリのひとりごと
長らくモンロー主義を掲げ、ヨーロッパ諸国に不干渉を決め込んだ当時のアメリカ合衆国、現在とは正反対に他国の戦争紛争に全く関心がありませんでした。
それで当時のアメリカ陸軍の実戦経験は、第一次大戦終盤の申し訳程度のものでした。
その辺りの事情をこの戦車から読み取れるのではないでしょうか?
車載機関銃5丁は、戦間期に流行った多砲塔戦車の設計思想から脱しきれていないように見えます。
塹壕突破が多砲塔戦車の設計思想ですが、それを装甲の薄い軽戦車に取り入れる辺りの運用方法も不明瞭に思えます。
実際、無駄に気づいた現場では車両両側の機関銃を下ろし荷物置き場として運用していたそうです。
1940年採用の戦車としては設計思想が古く運用方法も不明瞭、世界から取り残されている感がありますね。
ですが強力なエンジンと高性能な戦車砲、工業製品として優れたM3軽戦車は格上のはずの九七式中戦車相手に互角以上の戦いをします。
そういえば日本軍戦車はキューポラ横に機関銃架台をつけていましたが、機関銃そのものは数が不足していて載せられませんでした。
かたやアメリカ軍は軽戦車に5丁、ここに国力の差を見ることも出来そうですね。